ドクターマリクリニックのピル外来
【ご予約・お問い合わせ】
栄院：TEL.052-261-1200
※カードも利用できます。低金利医療ローン実施中。分割・ボーナスいずれも可。
ピルは正しく服用すると、ほぼ１００％の高い避妊効果が得られます。
避妊効果が下がる原因は、 飲み忘れ、ひどい下痢などの病気、他の薬との組合わせ、ハーブなどのお茶の大量摂取、があります。
一般的にピルは避妊薬としてよく知られていて、服用することでほぼ100％妊娠を避けることができます。
しかし、ピルが持つ効果は避妊だけではなく、女性のさまざまな悩みを改善する効果を期待できます。
ピルが持つ効果や副作用、そしてピルの種類と購入方法はどのようなものがあるのでしょうか。
ピルの効果は大きく4つに分けられます。
「低用量ピル（OC）」とは、女性ホルモンの成分とされるエストロゲンの量が1錠につき30～35μgに抑えられているピルです。
1日に1錠決まった時間に低用量ピルを服用することで排卵が抑制され、避妊具なしで性交をしても妊娠を防ぐことができます。
望まない妊娠を予防できるだけではなく、性行為時のわずらわしさも感じません。
服用をやめることで、妊娠することが再び可能になります。
低容量ピルは、生理にまつわるさまざまなトラブルを緩和してくれる効果もあります。
生理期間を正常化して、生理不順の人のサイクルを整えるのがひとつの代表例です。
またピルは貧血治療にも使われていて、経血の量が少ない方も服用することによって経血量が適度に増える可能性があります。
また、生理痛や、生理前のホルモンバランスの乱れによって起こるPMSにも有効です。
PMSに代表されるホルモンバランスの崩れは、女性の多くが経験することです。
40代以降から始まってくることが多い更年期障害もホルモンバランスの不調によって起こるといわれています。
それらの症状もピルを服用することで、男性ホルモンが抑制されて女性ホルモンのバランスが保たれるようになります。
低用量ピルを長期服用したことで、卵巣がんや子宮内膜がんなどの発生率が軽減された報告がありました。
また、ピルは骨盤内感染症や機能性卵巣嚢腫、良性乳房疾患や子宮内膜症といった良性疾患に効果的です。
特に卵巣がんは3年以上ピルを服用することで、発生が半減することが明らかになっています。
ピルの副作用は、けっしてゼロとは言い切れません。
代表的ともいえる副作用として悪心や嘔吐がありますが、これはエストロゲンの作用で起こるもので、ほとんどの人が数日で違和感を覚えなくなります。
また、ピルに含まれるプロゲストーゲンの副作用で、乳房が張るような感覚を覚える人もいますが、これもほとんど問題がありません。
少し注意をしたいのが、血栓のつまりによって起こるさまざまな症状です。
ピルを服用していると、エストロゲンによって血液凝固系蛋白が増加し、血栓が作られる可能性があります。
血栓が血管をふさいでしまうと、静脈血栓症や心・血管障害によっておきる脳梗塞や心筋梗塞の原因になります。
特に喫煙者の場合、血管が細くなることで詰まりやすくなり、体に大きな影響が与えられるので注意が必要です。
他にも妊娠初期に似た症状が現れる場合もあります。
ピルは副作用が出るイメージもありますが、医師の処方を守って正しく服用していれば、大きな問題はありません。
基本的に低用量ピルは月経が始まった日から、決まった時間に飲み始めます。
今販売されているピルは21錠と28錠タイプがあり、いずれも全体の21錠が実薬です。
飲み忘れが心配な方は28錠タイプにして、毎日服用する習慣をつけることをおすすめします。
ピルはインターネットで購入できるものもあれば、医師の処方がなければ手に入らないものもあります。
ここではそれぞれの種類と特徴を分けて紹介します。
今、個人が輸入した海外の低用量ピルが通販で販売されています。
通販で購入できるピルとしてはトリキュラーやマーベロンが有名です。
これらのピルは処方箋がなくても購入できますが、薬局やドラッグストアの陳列棚にはピルが並んでおらず、購入する場合は医師の処方箋が必要になります。
通販はクリニックに通う必要がなく手軽に買える印象を受けますが、自分に合ったものがわかっていない状態だといささか危険です。
購入する場合は、極力医師の診察を受けることをおすすめします。
当院では、大きく分けて1相性ピルと3相性ピルの2つのピルを取り扱っています。
1相性ピルは21錠の成分がすべて同じもので、中高用量ピルはすべて1相性のみです。
低用量ピルにもさまざまな種類がありますが、当院ではオーソドックスなマーベロンとオーソM、そしてリーズナブルなジェネリック薬品のファボワールを取り扱っています。
3相性ピルはホルモン成分が3段階に変化するタイプのピルで、本来の自然のホルモンバランスに近くなるように作られています。
日本の低用量ピルのなかではオーソ777やノリニール、アンジュなどが認可されていて、当院ではそのうちのトリキュラー、アンジェ、シンフェースを処方しています。
クリニックによっても異なりますが、ピルの1シートの相場は自己診療の場合約2,500～3,500円程度です。
こちらに初診料が2,000～3,000円かかります。
服用する理由が生理痛の治療であれば保険適用となり、自己負担額が3割で済むこともあります。
当院では低用量ピルを2,000円～と比較的リーズナブルに設定しているので、気になる方はぜひご相談ください。
ここからは病院でピルを処方する流れを紹介します。
当院で初めてピルの処方を受ける方は事前に診察のご予約をお取りください。
初診時は血圧測定や採血を行ってから、ピルの服用方法を決定します。
診察時に問題がなければ内診台に上がる必要もないので、お気軽にお越しください。
2回目以降に処方を受ける場合は、もう予約の必要はありません。
受付に直接来て、診察券をお出しいただければすぐにお呼びします。
費用はピルシート代のみで診察料は一切かかりません。
ここからはピルに関する質問についてお答えします。
A：ピルには排卵をストップするだけではなく、子宮頚管粘液の粘性を高めて精子の子宮内進入を抑止したり、子宮内膜を薄くして受精卵が着床しにくい状態を作ったりしてくれます。
これらによって、避妊具よりも高い避妊効果を期待できるはずです。
A：飲み忘れに気づいたのが、24時間未満であれば気づいた時点で1錠飲めば大丈夫です。
まるまる24時間経過してしまった場合は、今日と昨日分を合わせて2錠飲みましょう。
2回分飲み忘れてしまった場合は、そのシートの服用は中止して、次の生理が始まるまで待ってください。
開始したら新しいシートのピルを飲み始めますが、最初は避妊効果が出ない可能性があるので、性交時は避妊具など他の避妊法を併用してください。
A：ピルを服用している間は卵巣がお休み状態になるため、すぐには排卵が起きないということもあります。
もしも2週間以上生理が遅れるということであれば、一度医師にご相談ください。
A：生理痛の治療の場合には保険が適用されますが、避妊目的の場合は自費診療となります。
A：また卵巣が動き始め、排卵が再開するようになります。
妊娠もきちんとできるようになるので、ピルの服用による不妊を気にされている方もご安心ください。
A：はい。喫煙は血管を細くするため、血栓を作りやすい状態にあるピル服用時に吸えば血栓症になる可能性が高まります。
A：風邪薬や頭痛薬などの市販薬であれば併用しても問題はありませんが、サプリメントはものによってはピルの避妊効果を下げることがあります。
診察を受けるときには、服用しているサプリメントや薬についてお聞かせくださいませ。
性行為72時間以内（3日間）でも対応！
緊急避妊薬はご予約がいっぱいでも、診察が可能となりますので、お電話でご予約下さい。
「コンドームを付け忘れた！」 「コンドームが破れた！」 などの時に望まない避妊を避ける為に、役立つのが緊急避妊法(アフターピル)です。
妊娠というのは、
①排卵 → ②受精 → ③受精卵の着床
という3段階で成立します。
緊急避妊(アフターピル)は、排卵と受精卵の着床の両方を抑制する薬なので、受精後でも効果があります。
※決して中絶薬ではありませんので、すでに妊娠している方には使用できません。
※ アフターピルを希望する場合には、性行為後すぐに受診しましょう！
120時間以内の緊急避妊ピルは、
①72時間以内におけるピル使用と同様、100パーセント完全に避妊を保証するものでないこと
②24時間以内の内服には及ばないが高確率で避妊することができること
③早めに内服した方がより避妊効果が高いこと
について患者様のコンセンサスを得て処方をいたしております。
「緊急避妊ピル」は 72時間以内の服用 が「添付文書」に記されていますが、72時間（3日）以内でも予想される妊娠率を低下させるという報告があります。
従来のアフターピルと比べ、副作用（吐き気）がほとんどなく、より避妊効果の高いお薬です。
1回の服用で十分な避妊効果を得られ、72時間以内（3日)まで服用できます。
1回のみ・セックス後、72時間以内・2錠内服
※セックス後72時間まで可能ですが、出来る限り早期にご相談ください。
ＮＥＷ72時間アフターピル ： 自費診療 診察代込み 15,000円
■ヤッペ（Yazpe）法(2回法)・・・
性交後72時間以内に中用量ピルであるプラノバール、ソフィアA、ルテジオンなどを処方。2錠服用し、12時間後にさらに服用。1日に計4錠服用。
したがいまして、当院では患者様のご希望により、プラノバール、そしてNEW72時間アフターピルの中からご希望のお薬をお選びいただくことにしております。
1回のみ・セックス後、72時間以内・2錠内服
アフターピル（1回法） ： 自費診療 診察代込み 15,000円
1回目・セックス後、72時間以内・2錠内服
2回目・1回目から、12時間後・2錠内服
アフターピル（2回法） ： 自費診療 診察代込み 8,000円
※表示価格は全て税別です